インド占星術の宝石セラピーって何?

こんにちは、管理人です。

インド占星術は、古代インド、ヴェーダの教えを基本とした占星術で、天空に浮かぶ星のエネルギーを用いて占うものです。

占星術ですので、自分の生まれ持った運命や天命や、未来に起こりうることなどを知ることができますが、インド占星術には古代から伝わる特有の考え方があります。

それが、「宝石セラピー」です。

「宝石セラピー」は、星と宝石を関連付け、運命を改善するというもの。

星と宝石がどのように運命を改善してくれるのか?興味がわいてきますね。

今回は、インド占星術の「宝石セラピー」についてお話していきます。

インド占星術の考え方

インド占星術では、自分が生まれた瞬間にあった星の位置関係が、私たちの本質や宿命に強い影響を及ぼすと考えらており、生まれた時にはすでに宿命や運命は決められているとされています。

インド占星術において、この自分の宿命や運命を知るために使うツールは二つあるのですが、その一つがホロスコープです。
ホロスコープとは、天体に浮かぶ星や惑星の配置を平面図としてあらわしたものです。

地球は常に自転と公転を続け、天空に見える星や惑星の位置も変わり続けていますよね。

そのため、ある人が生まれたその瞬間にその位置から見える星や惑星の位置関係というのは、その人特有のもの。

これを平面上に表したものがホロスコープで、この位置関係にある星たちから与えられた宿命や運命を教えてくれるものです。

このホロスコープを見るとわかるのですが、自分の人生の中にはポジティブな宿命もあり、ネガティブな運命もあります。

また、インド占星術でもう一つの大切なツールに「ダシャー」と呼ばれるものがあります。

こちらは人生の時間軸を表すもので、長い人生の中で、いつ、どんなことが、どのくらいの期間訪れるのかが表されています。

ポジティブな運命もネガティブな運命も、実は長い人生を歩み始めた時にはすでに、タイムスケジュールの中にすでに組み込まれているという考え方から来ています。

生まれながらに背負ってしまう「カルマ」

生まれた時にすでに自分の宿命や運命が決められている、その中には組み込まれているネガティブな運命・・・悪い運命を背負って生まれてくるとは!?どうして?と思いますよね。

このネガティブな運命というのは、本人には身に覚えのない前世や過去世の行いが原因といわれる「カルマ」です。

インド占星術においては、人間は誰もが輪廻転生するとされ、誰もがカルマによって影響を受けていると考えられています。

いくらがんばっても仕事で評価されない

どこに行っても人間関係のトラブルに巻き込まれる

自分では努力しているのに一向に状況がよくならない

結婚対象の人とめぐり逢えない

などなど、いつも同じパターンの不運に見舞われると感じている人は、ひょっとしたらそれは「カルマ」の影響のかもしれないのです。

「宝石セラピー」でカルマを解消

人間は誰でもカルマの影響を受けて生まれてくるものとは言っても、

「過去世の行いによって、今の自分がネガティブな運命を背負ってしまうとは納得がいかない!」

「カルマを解消してポジティブな運命を切り開きたい!」と思うものです。

そういった願いをかなえるために、インド占星術は特有の「処方」という考えを持っています。

カルマの悪影響を取り除き、人生の様々な問題に対処することができる処方こそが、「宝石セラピー」と呼ばれるものなのです。

インド占星術では、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星、ラーフ、ケートゥという9つの星の位置と「ハウス」と呼ばれる人間の成長段階や吉凶の運気を示す象意、星座の位置などから人生を読み取っていきます。

私たち人間は誰でも、「カルマ」と呼ばれる前世からの影響を受けて生まれてくるもので、その「カルマ」により、自分にとって弱い惑星、エネルギーを受け取りにくい星が存在してしまいます。

このような弱い星の存在は、全体のバランスを崩しマイナスな影響を受ける原因となります。

そのためインド占星術では、この自分にとって弱い星を見つけ出して、癒すべき星は癒し、強めるべき星を強めなければいけないと考えられています。

そして、その弱い星を強くするためのツールとして、「宝石」が使われているのです。

自分にとって弱い星、癒すべき星、強くあるべき星というのは、一人一人違います。

インド占星術のホロスコープからの鑑定により、その人に合った宝石を使うのです。

どうして宝石セラピーが効くのか?

宝石セラピーは、自分にとって弱い星やエネルギーを受け取りにくい星からのエネルギーを、宝石を身に着けることによって高めるというものです。

なぜ、宝石を身に着けると星からのエネルギーを高めることにつながるのでしょうか。

それは、「惑星と同じ波動を体に取り入れることで、惑星からの影響を調整することができる」

という考えから来ており、星と同じ波動を持つものが宝石であるのです。

これは、インド占星術の基本であるヴェーダの教えから引き継がれており、古代インドではもちろん現代においても広く信仰されている「開運法」です。

自分に必要なエネルギーをもたらす宝石を身に着けることで、カルマによる悪影響が緩和され、私たちはバランスに満ちた思考や行動をとることができ、より健康的な生活を送ることができます。

そして、様々な面で問題解決やトラブルの未然防止など、ポジティブな結果を得ることができるといわれています。

宝石を身に着ける方法

宝石セラピーとして使う宝石は、おしゃれだから、美しいから、色が好きだからというように、自分で好きなものを選ぶわけにはいきません。

必用な宝石は、一人一人ホロスコープからの鑑定により選定され、その人に合った種類の宝石や大きさが決められます。

また、初めて身に着ける日も、インド占星術により最適な日を選びます。

身に着ける方法は、指輪として、ネックレスとして、ブレスレットとして装着する方法があります。

宝石が皮膚に接触し、かつ適切な指を選んで装着できること、さらに、毎日太陽光を浴びることができることから、指輪最も効果的といわれています。

適切な指とは、宝石によって指定が異なります。

ブレスレットも、直接手首にかけるため皮膚と接触していることと、太陽光を受けることができることから、効果が高いです。

ネックレスやペンダントは、首にかけた状態で揺れたり動いたりするため、皮膚と常に接触していなかったり、常に太陽の光を受けていないこともあり、70%ほどの効果になるといわれています。

星に対応した宝石

太陽や月、各惑星に対応した宝石は決められています。

太陽はルビー、月は真珠、火星はサンゴ、水星はエメラルド、木星はサファイア、金星はダイヤモンドなどで、どれも大変高価なものばかりです。

しかもその大きさは、1カラット、2カラット、3カラットなどという決まりもあり、これを聞いただけでも手が届かない~と嘆きたくなる方も多いのではと思います。

そこで最近では、誰でも気軽に宝石セラピーの効果を得ることができるようにと、代用石パワーストーンの利用も勧められています。

以下に「各星に対応した宝石の一覧」としてご紹介します。

宝  石 パワーストーン
太陽(しし座) ルビー サンストーン
月(かに座) 真珠 ムーンストーン
火星(お羊座・さそり座) サンゴ カーネリアン
水星(ふたご座・おとめ座) エメラルド アベンチュリン
木星(いて座・魚座) イエローサファイア シトリン
金星(牡牛座・てんびん座) ダイヤモンド 透明なクリスタル
土星(牡羊座・みずがめ座) ブルーサファイア ラピスㇻズリ
ラーフ ヘソナイト・ゴメーダ ジリコン(茶色)
ケートゥ キャッツアイ ターコイズ

高価な宝石はなかなか購入することが難しいものですが、パワーストーンであれば気軽に試すことができますし、同じ効果を得ることができますのでおすすめです。

《まとめ》

インド占星術による宝石セラピーについて、ご説明しました。

生まれながらに背負っているカルマの影響を和らげるために、宝石の力を借りる方法が「宝石セラピー」です。

自分にとって弱い星やエネルギーを受け取りにくい星を高め、全体のバランスを整えることで、様々な問題を解決したり、未然に防いだりすることができます。

使用する宝石は、インド占星術のホロスコープから鑑定する必要があり、宝石の種類、大きさ、初めて着用する日などが決められます。

宝石の沖さは2カラット、3カラットなどと大きなものが求められることもあり、本物の宝石は大変高価で手が出ないという方には、パワーストーンがおすすめです。

パワーストーンでも宝石と同じ効果が得られますよ。

星と宝石の力を借りる開運法、ぜひお試しになってはいかがですか。

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