この記事ではアーユルヴェーダにおけるヴァータの食事について解説しています。
健康の維持や病気の治療を目的としているアーユルヴェーダでは食事というものが非常に重要視されています。
ただ、アーユルヴェーダにはこれさえ食べておけば大丈夫というような食材はなく、各個人の体質に適した食事をする必要があります。
アーユルヴェーダには大きく分けてヴァータ体質・ピッタ体質・カパ体質という3つの体質がありますが、この記事ではヴァータ体質の食事に注目して解説していきますので、ヴァータ体質の方は是非ご覧ください。
目次
ヴァータとは
アーユルヴェーダにおいてヴァータは5大元素である「空・風・水・地・火」のうちの「空と風」の元素からなる風エネルギーと言われています。
このヴァータのドーシャを一番多く持っている人の体質をヴァータ体質といい、ヴァータ体質の人は体内のヴァータが増えやすいとされています。
アーユルヴェーダにはヴァータ・ピッタ・カパという3つの体質がありますが、同じように食材もヴァータ・ピッタ・カパという3つのタイプに分類されます。
このため、ヴァータ体質の人がヴァータの性質を持つものをとりすぎると体内のヴァータのバランスが崩れてしまい病気を招いてしまうので、ヴァータのバランスを崩さないような食事をすることが重要であるとされています。
ヴァータ体質の食事について
先ほどの項目で言ったように、ヴァータ体質の人はヴァータが増えやすくなっているので、ヴァータのバランスを崩さないような食事を心掛けなければなりません。
ヴァータというドーシャは性質として「軽さ・冷え・乾燥・動き・速さ」というものを持っており、これらと同じ性質を持っているものを食べるとヴァータを増やしてしまいます。
ここではヴァータ体質の人にオススメの食材と控えるべき食材について解説していきますので参考にしてください。
ヴァータ体質の人にオススメの食材
ヴァータ体質の人は身体が冷えやすく乾燥しやすいため、温かいものや油分を多く含んでいるもの・水分を多く含んでいるもの・適度な重さのあるものなどをとると良いとされています。
また、味を選ぶ際には甘味・酸味・塩味がオススメです。
食材の例としては‥
米・小麦・ライ麦などの穀物、サツマイモ・大根・ニンジン・白菜などの野菜、イチゴ・ブドウ・バナナ・メロン・桃といった甘くて水分を多く含んでいる果物、乳製品、油、アーモンド、甘味料、バジル・セージ・ローズマリーといったハーブ類などが挙げられます。
ヴァータ体質の人は控えるべき食材
ヴァータ体質の人は冷え・乾燥といった性質を持っているので、これらの性質を持っている食材は控える必要があります。
また、味を選ぶ際には苦味・辛味・渋味を避けた方がいいとされています。
控えるべき食材の例としては‥
身体を冷やす生野菜やナス・トマトといったナス科の野菜、アイスなどの冷たい食べ物、多量の豆類、ドライフルーツなどの食材を乾燥させた食べ物、苦味・辛味・渋味が強いものなどが挙げられます。
ヴァータに適した3つの味について
先ほどの項目でヴァータ体質の人には甘味・酸味・塩味がオススメであると言いましたが、ここではその3つの味について簡単に解説していきます。
甘味
甘味は5大元素のうちの「地と水」からなり、ヴァータを安定させる効果があるとされています。
炭水化物・タンパク質・脂質などを含むものは甘味を作り出しますので、ほぼ全ての食材には甘味が含まれていることになります。
酸味
酸味は「地と火」からなり、ヴァータを減らす効果があるとされています。
食材としてはレモン・グレープフルーツなどの果物やチーズ・・ヨーグルトといった発酵食品も酸味を含んでいます。
塩味
塩味は「火と水」からなり、ヴァータを減らす効果があるとされています。
食材としては塩や海草の他、トマトやキュウリなどの野菜にも含まれています。
《まとめ》
ここまでアーユルヴェーダにおけるヴァータの食事について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。
解説してきたようにヴァータにはその体質に適した食材と適さない食材があります。
体質に合わない食材をとっているとヴァータの増加を促してしまうことになり、最悪の場合には病気を招いてしまう可能性もありますので、ヴァータ体質の方はできるだけ自分の体質に適した食材をとるようにしましょう。
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