こんんちは、管理人です。
インナーチャイルドは、内なる子供とも呼ばれ、自分の心の奥底に潜む癒されなかった心を指します。
子供時代に傷ついた心、抑え込んでしまった感情は、潜在意識の中に滞っています。
そして、癒されないまま大人になった時、自分の行動や思考に影響を与え、生きづらさを感じる原因となるといわれています。
理由のわからない生きづらさを解消するためには、インナーチャイルドを癒す必要があります。
そのための有効な手段の一つが「瞑想」です。
今回は、インナーチャイルドに効果のある瞑想の方法をご紹介します。
目次
基本的な瞑想の方法
①自分が落ち着くことができる、静かな空間を準備します。
②お気に入りの椅子にもたれたりベッドに横になるなど、自分が一番リラックスできる姿勢をとりましょう。
③ゆっくりと深呼吸をして心を落ち着けます。
④落ち着いてリラックスしていることが重要なポイントとなります。
インナーチャイルドだけに集中してください。他のことが頭に浮かんで来たら深呼吸をしてそれを払いのけましょう。
⑤身体の力を抜き、インナーチャイルドをイメージしましょう。
インナーチャイルドが居そうな場所を感じるようにします。
なんとなく違和感を感じたり、緊張感を感じる、そのような体の部分があれば、そこにインナーチャイルドがいます。
⑥その部分に手を当て、意識を高めてください。
⑦怒り、痛み、悲しみ、緊張といった感覚を覚えても、そのまま「感じる」ことにだけに意識を集中させてください。
⑧ふと頭をよぎったこと、感じたこと、思い出したことが、インナーチャイルドの叫びです。
潜在意識の中に閉じ込められていたインナーチャイルドの声なのです。
インナーチャイルドと対話をしよう
インナーチャイルドは、心の奥深くに隠れています。
瞑想を行ってインナーチャイルドを感じることができたら、次は対話をする段階になります。
インナーチャイルドと出会うことができても、始めはなかなか心を開いてくれないかもしれません。
しかし、何度か訪れるうちに、だんだん打ち解けてくれるようになります。
自分の幼いころを意識し、寂しく一人ぼっちで待っていたインナーチャイルドに優しく話しかけてあげてください。
「どうしたの」「何がほしいの？」「何をしてほしいの？」
インナーチャイルドの希望を聞いてあげましょう。
そして、
「もう一人ぼっちではない」「いつも側にいてあげる」「もう大丈夫」「大好き」ということを伝えてあげてください。
瞑想をする時のサポート
瞑想CDやナレーション
インナーチャイルドを癒すための瞑想を行う時、瞑想CDを使ったり、youtubeで配信され ているナレーションなどを使うことも一つの手助けになります。
ゆったりとした優しい口調のナレーションや、サブリミナル効果のある音源が心に響き、自然に瞑想の世界へ引き込まれていきます。
インナーチャイルドのいる世界へとうまく誘導してくれるので、インナーチャイルドとより早く出会うことができるでしょう。
瞑想を助けるアロマオイル
心や体が疲れているとき、大好きな香りに包まれるとホッとしたりリラックスできたりしますよね。
脳と香りは繋がっており心や体にポジティブな作用を促すことから、心地よい香りのアロマオイルは、脳をリラックスさせ、瞑想をより効果的に行う手助けとなります。
インナーチャイルドを癒すために特別にブレンドされたアロマオイルも出回っており、アロマオイルとの併用で、より深く瞑想の世界へ旅することができるでしょう。
一般的には、ゼラニウム、ローズ、カモミールなど、ホルモンバランスを整え母性的で優しい香りや、レモン、オレンジ、グレープフルーツなど、はじけるような子供心を象徴する柑橘系が、インナーチャイルドの癒しに効果的です。
グループワーク
グループで瞑想を行うグループワークも各地で行われています。
グループでは、必ず主催者など瞑想をリードしてくれる人がいますので、初めて一人で行うよりも取り組みやすいかもしれません。
さらに、グループのメンバーと感情を共有することができるというメリットもあります。
瞑想を行う時に意識したいこと
インナーチャイルドが傷ついた原因は何だったのか？
インナーチャイルドが傷つき癒されることがなかったために、今の自分が生き辛さを感じています。
インナーチャイルドはなぜ傷ついてしまったのでしょう？
「ショックだった」
「悲しかった」
「本当はこうしたいのにできなかった」
「本当の気持ちを言えずに感情を押し殺してしまった」
このような出来事がありませんでしたか？
様々な状況が思い浮かぶかもしれませんし、よくわからないかもしれません。
思い当たることがあれば、小さなことでも意識してみてください。
どんなに小さなことでも、インナーチャイルドが傷ついた本当の原因を探り出すことにつながっていきます。
子供が傷つく原因は、ほとんどの場合家庭内に原因があるといわれています。
「家族」は子供たちが一番初めに係る人間関係だからです。
しかし、インナーチャイルドが傷付く原因は、虐待や両親の離婚など、「いかにも」というわかりやすいことばかりではありません。
例えば、教育熱心で素晴らしい両親に恵まれていても、本人にとって過干渉であったり、過保護であったというケースも考えられます。
大人にとっては些細なことでも、小さな子供にとっては大きな問題でショックを受けるということもあります。
また、幼い子供ながらに誤解や思い込みなどから傷ついてしまうということもあります。
家庭内以外でも、幼稚園や学校で何かなかったか、思い出してみましょう。
インナーチャイルドはその時、どんな気持ちだったのか？
その「出来事」が起こった時、インナーチャイルドはどんな気持ちだったのでしょうか。
「その時どんな気持ちで、本当はどうしたかったのか？」
これを知ることが、インナーチャイルドを癒すための第一歩です。
この満たされなかった 心情こそが、インナーチャイルドの傷であるのです。
傷ついたインナーチャイルドに寄り添う
「インナーチャイルドの傷は何なのか？」
ここをクリアしたら、いよいよ「癒し」の段階に入ります。
インナーチャイルドは小さな子供です。大人の自分がその内なる子供に寄り添い、語り掛け、本音を聞いてあげてください。
どんな気持ちだったのか？
本当はどうしたかったのか？
幼い子供を抱きしめるような気持ちで、インナーチャイルドのその時の感情を、自分も再体験するのです。
悲しければ泣き、怒りを感じればそれを表現してください。
そうすることで、過去のつらかった感情を解放させることができます。
ポジティブな思考パターンに生まれ変わる
瞑想を行いインナーチャイルドと対話することで、インナーチャイルドが少しずつ癒されていきます。
同時に、自分の心にもゆとりが出てくるでしょう。
今までネガティブな感情や思考で占領されていた心のスペースが、ポジティブな思考で埋められていくのです。
心にポジティブな思考を埋め込むために、次のようなことを心がけましょう。
「自分はどうなりたいか」を口に出そう
「自分はこうなりたい」「こんな風に生きたい」そのような気持ちを周りの人と話し合うとよいです。
口に出すことで引き寄せの法則が働き、自分の行動も知らず知らずのうちにそちらに近づいていきます。
ありのままの自分の言葉でいいのです。
可能性を信じよう
「どうせ自分はこうだから」
「世の中はこういうものだ」
今まで何事に対しても決めつけ、狭い枠の中で考えがちではありませんでしたか？しかし、物事にはたくさんの可能性があります。
そして、自分自身も可能性であふれているのです。
「やればできる」「何でもできる」そのようなポジティブな考え方で、可能性を信じてみましょう。
自分を見つめなおそう
誰もがいろいろな癖を持っており、思考パターンにも癖があります。自分自身をよく見つめてみましょう。
「自分にはこのような癖や傾向がある」
これを認識すことで、自分の今後の行動に変化をもたらすでしょう。
ただし癖は「良い・悪い」とはとらえません。
自分を悪者にするのではなく、あくまでも傾向を知ることで今後の自分を変えていくことに意味があります。
《まとめ》
インナーチャイルドに効果のある瞑想の方法について、解説しました。
基本的には、静かで落ち着ける環境の中、リラックスしてインナーチャイルドだけに集中し、インナーチャイルドとの対話をイメージします。
自分一人でもできますし、グループに参加して複数の仲間とワークを行うこともできます。
心や脳をリラックスさせるためにアロマオイルを焚いたり、瞑想CDやYoutubeの音源などを利用することで瞑想の世界へ入り込みやすくなり、インナーチャイルドとの出会いや癒しのサポートとなるでしょう。
インナーチャイルドと出会うことができたら、語り合い、愛情をいっぱい与えてあげてください。
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