こんにちは、管理人です。
子供のころに傷ついてしまった心や感情、子供のころの記憶がインナーチャイルドです。
インナーチャイルドは潜在意識の中に潜み、大人になってからも自分の思考や行動パターンに影響を与えるといわれています。
インナーチャイルドが与える影響には様々なものがありますが、その中の一つが「怒り」です。
インナーチャイルドが癒されないまま放置されてしまうと、怒りっぽくなったり、怒りの感情をコントロールできないという状態を引き起こすことがあります。
今回は、インナーチャイルドと怒りの感情の関係について、お話ししていきます。
インナーチャイルドの怒り
インナーチャイルドが傷付いたまま大人になってしまった時、大きな影響の一つとして「怒り」があります。
些細な事に対して怒りを感じたり、相手に落ち度がないにもかかわらず怒りの感情が先行するなど、その怒りをコントロールできないという状態が往々にして見られます。
この原因をたぐっていくと、幼い時につらい思いをした、家庭内に厳しいルールがあったなど、インナーチャイルドが傷付いているケースが少なくありません。
例えば、両親が厳しく何事についても「~しなければいけない」というルールがあり、破ればひどく叱られていたなどというケースです。
このような状況で子供の心が傷付き放置されてしまうと、潜在意識の中に蓄積され、大人になった時に感情のコントロールが難しくなるという影響がみられます。
大人になって、些細なことでもすぐに怒ってしまう、ある特定の分野に関して異常に怒りっぽいなどという人は、インナーチャイルドに怒りのポイントがあるかもしれません。
怒りの裏にあるものは?
「怒り」の感情がコントロールできない人は、子供のころに「怒り」がポイントとなるなんらかの体験により傷ついたインナーチャイルドを抱えている可能性があります。
ところで、感情には、第一感情と第二感情があることをご存知でしょうか。
第一感情とは、「悲しみ」「恐れ」「不安」「落胆」などの、人間がまず第一に感じる感情のことです。
「怒り」は第二感情にあたります。
例えば、子供が帰宅時間になっても帰ってこない時、親は心配で今か今かと待っていますよね。
「遅いけれど事故にあってはいないかな?」「どこに行っているのかな?」など心配で不安な気持ちでいっぱいのはずです。
しかし、子供が返ってきた途端、「遅いじゃない!なにをしていたの!!」「連絡くらいしなさい!」などと、「怒り」の感情が湧き上がってしまうのです。
「心配で不安だった」という気持ちが根底にあり、その不安にさせられたことに対し、怒りが湧き上がってくるといった具合です。
自分の欲求や自由がかなえられない時、人間はがっかりしたり、悲しんだり、ショックを受けたりします。
これらの第一感情が根底にあるところで、今度は「自分の思い通りにならない」ということに対し、怒りを感じ、感情を爆発させてしまうのです。
怒りっぽく感情をコントロールできない人は、その人のインナーチャイルドが「悲しみ」「不安」「恐れ」という感情を抱えこみ、それが元で「怒り」の感情が発生してしまっていると考えられます。
「怒り」の感情を落ち着かせるためには?
第二感情である「怒り」の感情を落ち着かせるためには、傷ついたインナーチャイルドを癒す必要があります。
「怒り」は第二感情であり、その陰には必ず「悲しみ」「恐れ」「不安」「落胆」といった第一感情が隠れています。
怒りを感じやすい人のインナーチャイルドは、この「悲しみ」「恐れ」「不安」「落胆」を感じながらも、癒されることなく長い間放置されてしまっているのです。
インナーチャイルドを癒し、悲しみや恐れ、不安を取り除いてあげれば、些細なことで怒ってばかりいる人も徐々に落ち着いていくでしょう。
「本当は怒りたくないのにすぐ怒ってしまう」という人、または「あの人は怒りっぽいな」という人の心の底には、本人も気づいていない悲しみや不安という感情が滞っているのです。
インナーチャイルドを癒す過程での「怒り」
「怒り」の感情は、インナーチャイルドが「悲しみ」「不安」「恐れ」「落胆」という感情を抱えているために湧き上がってくるものです。
そして、この怒りの感情を落ち着かせるためには、インナーチャイルドを癒すことが必用だということがわかりました。
インナーチャイルドを癒す方法はいろいろありますが、このインナーチャイルドを癒す過程で、「怒り」の感情がわいてくることも当然あります。
これは大切なことで、自分の気持ちの中からこの怒りの感情を解放してあげなければなりません。
しかし、この「怒り」の感情を吐き出す時には、安全に行う必要があります。
誰でもかれでも怒りをぶつけてよいのではありませんね。
信頼できる人に相談に話を聞いてもらったり、自分の気持ちを紙に書き出すことも一案です。
自分ひとりで癒しのワークなどを行っているときであれば、感情に任せて大声で叫んだり、泣きわめいたりしてもよいのです。
傷付いたインナーチャイルドを癒すことは、傷付いた自分の心を癒すことです。
自分の本当のっころの傷と向かい合い、その時に沸いた怒りはしっかりと受け止め、吐き出してあげてください。
忘れようとしたり、見て見ぬふりをしてまた心の奥に閉じ込めてしまっては意味がないのです。
怒りの感情と向き合い、解放してあげることで、今後の自分の感情表現が素直で豊かになるでしょう。
《まとめ》
インナーチャイルドと怒りの感情の関係について、解説しました。
人間の感情には、第一感情と第二感情があり、「怒り」は第二感情にあたります。
怒りという感情の根底には、第一感情である「悲しみ」「不安」「恐れ」などの感情が流れているのです。
すぐにイライラして怒ってしまうという人は、インナーチャイルドが「悲しみ」「不安」などで傷ついていて、その結果、怒りという感情がわき出し、コントロールできないという可能性があります。
怒りの感情を抑えたいときには、インナーチャイルドと向き合ってみましょう。
インナーチャイルドを癒しその悲しみや不安を取り除いてあげることで、第二感情である「怒り」を徐々にコントロールできるようになるでしょう。
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