インナーチャイルドと潜在意識の関係について

こんにちは、管理人です。

インナーチャイルドは、幼いころに傷つき癒されずに放置されてしまった感情の象徴といわれています。

子供のころのネガティブな経験、感情が心の奥底に封じ込まれてしまうと、大人になった今でもそれらは潜在意識の中で生き続け、自分の行動になんらかの影響を与えるというものです。

潜在意識に潜むインナーチャイルドの影響は大きく、大人の私たちでも頭で考えてコントロールすることは難しいといわれています。

今回は、インナーチャイルドと潜在意識の関係について、解説していきます。

 

潜在意識とは何か?

 

潜在意識の中に残るインナーチャイルド

インナーチャイルドは、内なる子どもと訳され、自分の心の奥底に存在する傷ついた感情の象徴などと表現されます。

子供のころに何らかの形で心が傷付いてしまうと、子供はその「悲しい」、「寂しい」、「つらい」などというネガティブな感情や本音を抑え込んで生きていくことを覚えてしまいます。

本当の自分を表現すると傷付くと学んでしまうためです。

これ以上傷つきたくないという防衛本能から、無意識のうちにこのような行動をとってしまうわけですが、閉じ込められた本音や本当の感情は癒されることないまま放置されてしまいます。

この傷ついたネガティブな感情は、大人になっても潜在意識の中に残っており、思考や行動パターンに大きな影響を与えるというものです。

 

潜在意識と顕在意識

さて、本音や本当の感情が心の奥底に閉じ込められてしまうと述べましたが、ここでいう「心の奥底」とは、「潜在意識」にあたります。

「インナーチャイルドは潜在意識の中に潜んでいる」という表現も、よく使われていますので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

「潜在意識」とは、人間がもつ「意識」の中で、「自分が把握していない本能的な部分」を指します。

これは、「無意識」とも表現されます。

反対に、「自分自身でコントロールでき、把握している部分」は、「顕在意識」または「表層意識」と呼ばれています。

顕在意識は、自分の頭で考え意識している部分であるため、その力は強いと考えがちですが、実は前者の「潜在意識」の方がはるかに影響力が強く、私たちは知らず知らずのうちにコントロールされているといわれています。

有名な心理学者・ユングは、人間の意識全体を氷山に例えると、「顕在意識」は海面に顔を出している部分であり、「潜在意識」は氷山の大部分ともいえる海の中に隠れている部分であると唱えています。

つまり、私たちの意識は、自分では気づかない潜在意識に大きく影響されているということなのです。

人間が何か行動を起こした時、その行動の情報は顕在意識を通って潜在意識へと送られて、そこで蓄積されていきます。

そして新たに行動を起こす時には、顕在意識は潜在意識の中に蓄積されたデータから情報を取り入れて、どういった行動をとるべきかの判断材料としていきます。

自分が生きていく上でのデータベースのような役割を持つものが、潜在意識であるといえるでしょう。

このように、潜在意識は日頃自分では気が付かないものでありながら、私たちの生活や行動に大きな影響を及ぼしているものなのです。

 

インナーチャイルドの満たされない思いとは?

さて、インナーチャイルドは、幼いころに傷つき閉じ込められてしまった心の象徴でした。

幼いころに傷ついてしまう原因にはいろいろなものがあります。

わかりやすいものでいうと、虐待、ネグレクト、親がアルコール中毒、または、過干渉、過保護など、「機能不全家族」と呼ばれる状況がありますが、実はこういった見るからに明らかな状態だけが原因ではありません。

ごく普通の幸せな家庭であっても、心が傷付いてしまう子供たちはたくさんいるのです。

子供はとても純粋で、言い方を変えれば大変傷つきやすいものです。

さらに、子供であるが故に、誤解、思い込み、勘違いにより、誤った方向へ思考が傾いてしまうことは少なくありません。

例えば、「親が共働きで毎日忙しい、なかなかかまってあげられない」

このような家庭で育った時、子供は、

「相手にしてもらえない」
   ⇓
「自分は愛されていない」と思ってしまうことがあります。

親は、子供と共に安定した生活をしたいがために働くのですが、それを誤解して、一方的にネガティブな方向へ思い込んでしまいます。

その思いが潜在意識の中にインプットされて蓄積されてしまいます。

親が叱ることも同じく、親としては悪いことをしたのでそれを教えるために叱るのですが、「親は自分のことが嫌いなのだ」と思い込んでしまうということも少なくありません。

このような子どもならではの誤解が誤解のまま潜在意識の中にストックされ、そのまま放置されてしまうと、その思いがどんどん拡大していきます。

自分は愛されていない。
自分は認めてもらえない。
自分だけ愛されていなかった。
自分だけが取り残されてしまった。

潜在意識の中のこのような思いは、実はそれを現実化していくといわれており、大人になっても満たされない思いやネガティブな思いに支配されやすくなってしまうのです。

 潜在意識によいイメージを!

潜在意識は私たち人間の意識の大部分を占めており、自分の行動や思考に大きな影響を与えています。

それは顕在意識よりもはるかに大きな力を持っています。

顕在意識の中で「自分はこうしたい」「これからこうしよう」と考えたとしましょう。

その時、潜在意識の中にそれと反対のイメージや願望が埋め込まれていた場合、その反対のイメージは顕在意識の前に大きく立ちはだかってきます。

インナーチャイルドが傷付いたまま潜在意識の中に潜んでいると、その原因がたとえ誤解や間違った思い込みであったとしても、「潜在意識の中のネガティブなイメージ」として自分の前に立ちはだかり、大人としての行動にネガティブな影響を与える可能性があるのです。

しかし、これを逆手に取ると、潜在意識の中によいイメージをストックすれば、人生をポジティブな方向へ引き寄せていくことができるといえるでしょう。

心理学の世界でも、潜在意識にポジティブなイメージを刷り込むことで、人生の成功につながると考えられています。

インナーチャイルドの誤解を解き、傷ついた心を癒し、ネガティブなイメージからポジティブなイメージに変えてあげることで、今後の自分の行動がプラスの方向へ導かれていくことになります。

マザーテレサの名言の中に、以下のようなものがあります。

“思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。“

潜在意識の中に埋め込まれた「思考」は、それが言葉や行動に強い影響を与えていることを示しています。

この潜在意識の中に、ポジティブな思考を刷り込むことで、それが徐々に自分の行動をポジティブな方向へ導いていくのです。

 

《まとめ》

インナーチャイルドと潜在意識の関係について解説しました。

潜在意識とは大きなもので、私たちの行動に多大な影響を与えています。

頭で考え自分をコントロールする顕在意識は、氷山の一角であり、私たちの行動潜在意識の中のイメージに左右されることが多いのです。

インナーチャイルドが傷付いて癒されないままであると、そのネガティブな経験や感情、思いなどが潜在意識の中に残った状態になります。

そして、頭でコントロールされた顕在意識が指示する行動にブレーキをかけることがあるのです。

自分の行動をポジティブに導き、幸せを引き寄せるためには、潜在意識の中にポジティブなイメージを刷り込むことが必用です。

インナーチャイルドに寄り添い、心を癒してあげることで、潜在意識の中に蓄積されたネガティブな情報がクリアされ、大人として自分をうまくコントロールできるようになるでしょう。

思考や行動は潜在意識に強く左右されます。潜在意識の中によいイメージを植え付けましょう。

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